所要時間: 約 10 分
Visual Studio のテンプレートから、サンプル入りのプロジェクトを作成して Web ブラウザで動かすまでを案内します。 ここではまだコードは書きません。まず「どんなものが動くのか」を手元で確認することがゴールです。
完成後はこんな画面が動きます:
動画で見たい方: Getting Started(YouTube)
Claude Code を使っているなら、以下の手順を全部任せることもできます。空のフォルダで Claude Code を起動し、こう伝えます。
このURLを見て指示に従って https://github.com/Codeer-Software/Codeer.LowCode.Blazor.Starter
.NET SDK の確認、ソリューションの書き出しとビルド、空のデザインプロジェクトの作成、サーバーとデザイナの起動まで進みます。聞かれるのは不足ソフトを winget でインストールしてよいかだけです。Visual Studio は必須ではなく(VS Code 用の設定を同梱)、ライセンス登録なしでトライアルとして動きます。詳細は Starter リポジトリの README を参照してください。
そのあと画面(デザイン)を作る流れは Claude Code でデザインプロジェクトを編集 と同じです。以下は Visual Studio で手動で始める手順です。
- Windows 環境(デザイナは WPF アプリのため)
- Visual Studio 2022 以降
- .NET 8.0 SDK
- Microsoft Edge WebView2 ランタイム(デザイナ内のプレビュー描画に必要)
- Windows 11 は標準搭載。Windows 10 でも Microsoft Edge と一緒にインストールされていることが多いです。
- デザイナでモジュールを開いてもプレビューが真っ白/コンポーネントが描画されない場合は未インストールの可能性があります。
- 入っていない場合は Microsoft Edge WebView2 ダウンロードページ から「Evergreen Standalone Installer」をインストールしてください。
Visual Studio Marketplace から拡張機能をインストールします。
インストール後は Visual Studio を再起動してください。
Visual Studio の「新しいプロジェクトの作成」から Codeer.LowCode.Blazor を検索します。
テンプレートは 2 種類あります。まずは Codeer.LowCode.Blazor を選んでください。
| テンプレート | 内容 |
|---|---|
Codeer.LowCode.Blazor |
Blazor WebAssembly クライアント + ASP.NET Core サーバー + デザイナ。ログイン機能(Cookie 認証。ユーザーテーブルでパスワードを照合)を最初から含む |
Codeer.LowCode.Blazor.Maui |
.NET MAUI(Android / iOS)クライアントのみ。上のテンプレートで作ったサーバーに接続するスマートフォンアプリ |
ログイン機能はすべてのソリューションに含まれます。デザイナのテンプレートもすべてログインを前提に作られているので、Visual Studio 側で選び分ける必要はありません。
ログイン画面が不要な構成にする方法は Starter リポジトリ の CLAUDE.md「認証を外す」にあります。
作成されるソリューションには以下のプロジェクトが含まれます:
| プロジェクト | 役割 |
|---|---|
{名前}.Server |
Blazor アプリのサーバー部分。ログイン処理もここ |
{名前}.Client |
Blazor アプリのクライアント部分(WebAssembly) |
{名前}.Client.Shared |
デザイナとクライアントで共有 |
{名前}.Designer |
デザイナ(WPF アプリ) |
{名前}.LicenseRegisterCli |
ライセンス登録用のコマンドラインツール |
ソリューションをビルドし、Designer プロジェクトと Server プロジェクトを起動します。
重要: デザイナは必ず Release 構成 で発行(Publish)して、Windows Explorer から起動してください。Debug 構成で起動すると正常に動作しない場合があります。
デザイナ起動後、「ファイル」→「新規プロジェクト」を選び、テンプレートを選択します。 初めてなら 「入門サンプル」 がおすすめです。画面がひととおり定義された状態で作成されます。
| テンプレート | 内容 |
|---|---|
| 空のプロジェクト | ホーム画面とユーザーマスタ(AppUser)だけ。自分のアプリを 1 から作るときに |
| 入門サンプル | 著者・書籍などの小さな業務画面一式。デザイナの基本操作を覚える用 |
| 標準パターン集 | 検索・一覧・ダイアログ・レイアウト・認証・承認など 60 種以上の実装パターン集。詳細は アプリ作成パターン |
| 在庫管理 / 営業支援 (SFA) / プロジェクト管理 | そのまま業務で使える完成形のアプリ。詳細は 業務テンプレート |
どのテンプレートにもユーザーマスタ(AppUser)と初期ユーザー admin / admin が含まれています。サンプルデータ入りの SQLite データベースも同時に配置されるので、DB の準備は不要です。
デザイナのツールバーの
ボタンを押すと、デザイナの設定が Web アプリへ送信されます。
起動中の Web アプリがホットリロードされて、作成した画面がそのまま表示されます。
ブラウザにはまずログイン画面が出るので、admin / admin でログインしてください。
デザイナで設定を少しだけ変えて、
ボタンを押してみてください。Web アプリに即座に反映されます。
このサイクルが Codeer.LowCode.Blazor の基本的な開発スタイルです。
Debug 構成でビルドしている可能性があります。Designer プロジェクトを右クリック →「発行」から Release 構成で出力した exe を起動してください。
- Web アプリ(
{名前}.Server)が起動中か確認 - デザイナ右下にデプロイの成否が表示されるので確認
- デザイナ設定で Web アプリの URL が合っているか確認(「ファイル」→「デザイナ設定」)
どのテンプレートも初期ユーザーは admin / admin です。標準パターン集には alice / bob / carol / dave(パスワード: test)も登録されています。
クイックスタートのサンプルは SQLite を同梱しているので、追加設定なしで動きます。独自の DB に接続する場合は次のチュートリアルへ進んでください。
動かせたら、次は自分で画面を作ってみるステップです。
- はじめてのモジュール作成 — 30 分で DB と連携した CRUD 画面を作る
- コア概念 — 用語をもう一度整理したい場合




