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OTR_ApplicationEffects

nishi_74322014 edited this page Oct 27, 2026 · 1 revision

適用効果

概要

Open 棟梁の適用効果を説明する。

  • 標準化と共通化、設計情報・ライブラリ・開発支援ツールの再利用により、QCDF の向上を図る。
  • 生産性は、新規開発時に 1 割程度、保守・運用からマイグレーション・再構築を含む
    ソフトウェア・ライフサイクル全体で 3 割程度の効率向上が可能と考えている。

以下の数値は、Open 棟梁の開発者(開発基盤部会)が実績データと工程別工数比率から見積もったものである。
案件の規模・スコープ・要件の安定度によって大きく変わるので、目安として扱うこと。

詳細

QCDF との対応

観点 効果
C・D(生産性) 標準化・共通化・再利用・自動生成による工数削減
Q(品質) エンタープライズの品質保証を経た基盤を使うため、生産性の向上がそのまま品質の向上に繋がる
F(柔軟性) 新技術に継続的に追随し、多様なアーキテクチャをサポートする

工程別の工数削減の根拠

前提とする工程別工数比率は、一般的な「設計 : PG : テスト = 3 : 4 : 3」とする。

工程 比率 工数削減の根拠 削減の目安
設計 30% プロジェクト・テンプレートに蓄積されたデザイン・パターン、利用ガイド・チュートリアル・サポート技術情報の再利用 40 人月の案件で最小 2.0 人月
プログラミング(単体テスト含む) 40% 1 リクエストで動くコードの 40% 程度を共通化(共通部品、ベースクラス1・2 の IoC)。D 層・画面の自動生成 最小 10%
テスト 30% デバッグ・アクセストレース・SQL トレースの各ログ。共通化による修正の容易さ 最小 10%
  • 「40%」は削減されたステップ数であり、そのまま削減工数にはならない。
  • D 層自動生成ツールで、テーブル単位の CRUD 部品を生成できる(大量データの追加・更新・削除は別途)。

生産性向上効果の計算

新規開発時

40 人月の案件で、5 人月前後(約 12.5%)の工数削減。

2.0人月 + ( 40.0人月 × ( 0.4 + 0.3 ) × 0.1 ) ≒ 5.0人月
  • 2.0 人月:アーキテクチャ設計(アーキテクチャの決定、プロジェクト・テンプレートや共通部品の開発)の削減分。
  • 開発・テスト工数(全体の 7 割)の 10% 程度:ステップ生産性で 2.1 KS/人月 → 2.3 KS/人月程度のインパクト。
  • 実績データでは、要件が纏まらない・不良が多い・デグレが多いなどに起因する下振れのバラツキが大きい。
    また、パーキンソンの法則(仕事の量は、与えられた時間をすべて満たすまで膨張する)により、
    浮いた工数が品質向上に回されることもあり、最大の生産性は測定しにくい。

マイグレーション時

  • マイグレーション ≒ ストレート・コンバージョン(.NET のバージョンアップ)。
  • Open 棟梁で開発したアプリケーションの B 層・D 層はポータビリティが高く、移行しやすい。
  • 疎通確認までの範囲なら、.NET の下位互換性が高いため殆ど工数がかからないケースも多く、新規開発の n 倍以上の生産性になる。
    ただし、スコープ(特にテスト)に依存する。

再構築時

40 人月の案件で、新規開発と比べ 24 人月前後(約 60%)の工数削減。実績値でも新規開発の 2 倍以上の生産性を確認している。

(40.0人月 × 0.3) + (40.0人月 × (0.3 / 2)) + ((40.0人月 × 0.3) / 2) ≒ 24.0人月
  • 設計の再利用:設計工数(全体の 3 割)。
  • ビジネス・ロジックの流用:プログラミング工数を 1/2 にできたとして、全体の 1.5 割。
  • 設計・チェックリスト・ビジネス・ロジックの再利用:テスト工数(全体の 3 割)の半分。
  • 手順は、Open 棟梁のテンプレートを案件ごとにカスタマイズし、そこに既存のビジネス・ロジックを移植していく。

コーディング・エージェントを使う場合

上記の効果の多くは「実装者が方式に沿って書く」ことを前提にしている。
実装者がコーディング・エージェントになると、この前提を満たしやすくなる。

  • 方式がテンプレートとスキルに書かれているので、エージェントはそれに沿って書く(コーディング・エージェント時代の開発基盤)。
  • 生産性の下振れ要因のうち「デグレの多発」「方式のバラツキ」は、スロットの外を触らせないことで抑えやすい。
  • 一方、「要件が纏まらない」ことによる下振れは、エージェントを使っても変わらない。

コーディング・エージェントを使った場合の効果の定量データは、まだ無い。

参考


Tags: 再構築

NetDevInfraWiki

マイクロソフト系技術情報 Wiki
Open 棟梁 Wiki
開発基盤部会 Wiki

移行管理: DONE / TODO

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