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OTR_DevInfraProgramManagement

nishi_74322014 edited this page Oct 28, 2026 · 2 revisions

開発基盤のプログラム・マネジメント

概要

開発基盤のプログラム・マネジメントの際の注意点を纏める。

  • ポートフォリオから乖離しないように、プログラムを作成する。
  • 以下に注意して、個々のプロジェクトを組み立て、プログラム・マネジメントする。

詳細

方針

ポートフォリオ

ポートフォリオに合わせて、個々のプロジェクトをプログラムする。

オープン or クローズド

何を利用し、何を開発する(≒ どのような価値を生む)かを明確にする。

区分 主に 内容
オープン 利用するモノ コモディティ。内製する意味が無いモノ。言語やプラットフォームは、オープンな方がライセンスに縛られず組み合わせられる
クローズド 独自開発するモノ オープンなモノを利用するだけでは差別化できない。独自性の有るコンテンツ力がどこかに必要
  • クローズドなモノより、オープンなモノの方が利用させやすい。
    単独でマネタイズできない開発基盤は、開示した方がよい(Open 棟梁が OSS である理由)。

要素

要素 性質 内容
言語・プラットフォーム オープン コモディティなので、シェアが重要
ライブラリ・フレームワーク → テンプレート クローズド(独自性) テンプレートとパッケージ・マネージャーでスタックを組み、TODO コメントを提供する。ライブラリ・フレームワークはテンプレートの機能強化で出来上がる(例:Open 棟梁、Asakusa Framework)
ドキュメント(形式知) — インターネットに書いた方がよい(イントラは誰も見ない)
ノウハウ(暗黙知) — 遂行能力として差別化できるが、文書化しにくく、依存度が高いとセルフサポート化が難しい
業務パッケージ — 自ら開発するか、ソリューションの一角として利用するか(昨今は後者が増えている)

「テンプレートで TODO コメントを提供する」は、コーディング・エージェントの時代には
「エージェントが埋めるスロットを提示する」ことと同じ意味になる(コーディング・エージェント時代の開発基盤)。
暗黙知をスキルや AGENTS.md として形式知化すると、セルフサポート化の難しさも緩和できる。

組立

スタック(前提)

  • アプリケーション:プラットフォーム → ランタイム → ライブラリ → フレームワーク
  • インフラストラクチャ:ホスト → ゲスト → コンテナ → コンテナ・イメージ
  • 昨今、オープンなものは大概スタックできるようになった。
    スタックは施策の必要条件ではあるが、十分条件ではなくなっている。

コラボレーション(差別化)

  • 同じレイヤで横の繋がりを意識する。繋ぎ目は、オープンなプロトコル(HTTP、JSON、OAuth2 など)である必要がある。
  • スタックは単純に上に乗るが、コラボレーションは意図的に組み合わせる必要があり、
    当該レイヤにかなり詳しくならないと「差別化可能な組み合わせ」に到達しない。
  • 例:フロントエンド+OAuth2+バックエンド、IoT / ビッグデータ / AI、業務パッケージを組み合わせたソリューション。

組立のポイント

  • 組織都合をベースにしない:アリバイ作りのメトリクス、手段の目的化、予算の付きやすい BuzzWord 狙いなど。
  • ポートフォリオとの整合性を維持する。
  • STP を見極める:実際にあるビジネス・ニーズに、自分が応えられるか。
    自動生成・テスト自動化・CI/CD なども、セグメントとターゲットを見誤ると、ベネフィットを生まない。
  • モチベーション、スポンサーシップ:ポジションを取るには魅力的な品質が必要で、そのためにはモチベーションとスポンサーシップが要る。
    開発基盤は、まず自社事業の治工具として出てくる。
  • ガバナンス構造の確立と活動:プロジェクト同士が争わず、自律的にスタック&コラボレーションするようにする。
    メトリクス(KPI)を悪用できないものにし、ベネフィットを適切に測定する(開発基盤のKPIとKGI)。

ビジネス・ニーズからベネフィットへ

シーズ → ニーズ → ウォンツ → デマンド → ベネフィット と落とし込む。

  • ニーズ:開発基盤のオープン化(オープン・アーキテクチャ、オープン・スタンダード、オープンソース・ソフトウェア)。
    • 背景:ロックインされない(ポータビリティ、インターオペラビリティ)、費用の軽減、様々なプラットフォームのサポート。
  • 戦略目標:顧客・ユーザが望むオープン化に対応できるよう、開発基盤を変更する。
  • ベネフィット
    • 基盤化によるナレッジの高集積化(Wiki やブログでは集積密度が低い。最低限テンプレート化、できればライブラリ化してパッケージ・マネージャーへ登録)。
    • クラウド・スマホ環境のサポート。
    • 魅力的な品質を持つプロダクトは、受注貢献・導入比率の向上という好循環を生む。

Open 棟梁でのプログラム

Open 棟梁では、このプログラム・マネジメントから次のプログラムを実施してきた。

プログラム ベネフィット 状況(2026 年 10 月時点)
.NET(旧 .NET Core / .NET 5)対応 フロントエンド・バックエンドの Write once, Run anywhere 化 .NET 10.0 に対応
WebAPI、SAML2、OAuth2 / OIDC / FAPI のサポート 様々なシステム間連携の実現 汎用認証サイトとして提供
クラウド / スマホ、IoT / ビッグデータ / AI 分野への進出 トランスフォーメーションの促進 コンセプト V3(DX 開発基盤)として整理
コーディング・エージェント対応 開発基盤の処理方式を、エージェントの作業手順として配布する AGENTS.md・領域ごとの ANALYSIS.md・エージェント用スキルを整備

実行と終結

  • メトリクス(KPI)を設定し、測定し、監視・制御する。
  • サポートとメンテナンスの移管:セルフ・サポート化の達成、保守フェーズのコミュニティへの移管。

参考


Tags: 再構築

NetDevInfraWiki

マイクロソフト系技術情報 Wiki
Open 棟梁 Wiki
開発基盤部会 Wiki

移行管理: DONE / TODO

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